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■撮影者:けんた  ■誕生日:2/15  ■職業:アシスタントプロデューサー  ■趣味:空写真、散歩、喫茶店開拓、料理


by senjuin
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街(盛岡)

体の中に音楽がある。常にその音楽は止まらない。

感動的な一瞬や、他の音楽を聴いている時以外は
ずっとずっと音楽は鳴り響いている。写真を撮ったり、
雑誌を見たり、映画を観たりする事で、音楽はどんど
んパターンを増やし、味が変化してゆく。

好きな人に会った時もそう。

転調激しいボサノバが流れたり、無音であったり。
奏でる楽器や、オケの規模すらも違ってくる。
本当にいろいろである。

物心ついた時から、流れているこの音楽だが、馬が合
う音楽を聴くと、その音楽を永遠にリピートするから
おもしろい。

例えば、日本でいえば久石譲や山下達郎など。

ここでドラムが入れば、という瞬間に必ずドラムが
入り、予想されるストリングスが主旋律をなぞる。
会った事は無いけれど、似た様な人種なのかも
しれない。二人とも巨匠すぎるけれど。

対して、バンドというものはあまり馬が合わないか
もしれない。いいとは思うのだけど、どうにも異質な
感じがする。特に今、巷で流行のものは。

ただ、バンドとされるジャンルでも、思い出があったり、
誰かの勧めで聴いてみて、気に入ったものならば永久
にリピートされる時もある。「あゆ」でも「あみ」でも
思い出があるから聴く。それを知らない人は、うちに
来て「あゆ」のLPがある事に驚いて、ある人間は誤解
さえしてくれた(笑)

この、体の中を流れる音楽を形に出来る時はいつ来る
のだろうか。いまだに踏ん切りがつかなかったりする。
あんがい低品質な曲が出来上がるかもしれない。

でも、今やっている企画業と同じく、周囲になめられ、
オーバーワークでぶっ倒れたりしながらも、作る事を
止める事は無いと確信する。

だから、まだまだ先の事だと思っている。頭の中には
すでに数曲のストックがあるし、画家じゃないのだから
絵に描かなくてもいい。推敲も転調も容易だ。


まずは、もっともっと刺激を受けないとならない。
好きなだけでは、ただやっているだけでは自己満足だ。

つぎに、脳内音楽を表現できるだけの余裕が必要だろう。
俺は、ライフワークでは稼ぎたくない人種のようだから。

そして、好きな人と居る時間という物をもっともっと
重ねないといけないと思う。理屈抜きに、すべてを
変える力をもっているから。

現在、フリーランス(爆)なのでその時間は足りない
(むしろ無い・笑)かもしれないが、じっくりと、
ゆっくりすすむことが大事だと考えている。


もっとも、作曲活動をしないもっとも大きな理由は、音
楽と、何かを足して表現したいからだと思う。それを探
りつつ、答えを出すの鍵になるだろう「芸術」を勉強を
するために、某大学にゆったりと在籍している。


ともあれ、足すべき物は何だろうか。

それは愛すべき空写真なのか、映画なのか、喫茶店
なのかは不明であるが、この難問も時間に委ねて、
じっくりねかせている最中である。


まったくの想像だけれども、町家造りの空間で、写真や
庭を楽しんでもらいながら「音楽」を新しい形で配信する
とかね。また、それは別の話。




写真は、雪化粧の美しい不来方城。別名盛岡城。南部藩
の主城である。壬生義士伝でも出ていた盛岡の中心に位
置し、廃藩置県の際に天守が棄却された。

初雪のたびに、自宅から中津川を渡って、この城跡に走って
いき天守跡で太閤記を読んだのが懐かしい。なんてね。


※受験生の方々、お疲れさまです。人生いろいろですが、
 なかなかおもしろいものだと思いますよ。

 キットカット食べて、二次も私立も頑張って!
街(盛岡)_b0057884_2020359.jpg

by senjuin | 2005-01-16 20:21 |